ウンブリアは、美味しいものが豊富。
個人的なことですが、当時有名だった、メイドインイタリーのバイクメーカーがあるミラノ本社で取締役として働き、早々に退職をし、家族が住むミラノやモンツァから離れ、生まれ育った土地であるウンブリアへと引っ越した、義父のところへ。年に2-3回は訪れていた、ウンブリア。
ここ数年は、年老いた義父の色々な事情があるために、ウンブリアへ行っても、のんびりと観光や美味しいものを楽しむということは、全くできず。
それでも、欠かせないもの。
まずは、トリュフ。
トリュフといえば、響きから、高級食材と、多くの人々に知られています。
トリュフは、キノコ類であり、白トリュフと黒トリュフがあります。
ウンブリアといえば、黒トリュフ。
この香り高い黒トリュフを食べると、ミラノからウンブリアまで、500キロかけて到着した疲れも、すっかり飛んでしまいますが、前回、ウンブリアへ着いた晩のこと。
交通渋滞でいつもより時間がかかり、ウンブリアへ、夜到着。
疲労、そして、空腹の私たちは、地元のレストランへ。
”もちろん”、トリュフのパスタを求め。
そこで、トリュフのパスタを注文すると。
”今日は、トリュフがなく、明日なら入ってくる”
と。
翌日から、入院中の義父の元へ行ったり、予定が詰まっていて、食事もゆっくりできるような状態ではないことはわかっていたのもあり、そこで、主人が、大声で、店員へ。
”ミラノからわざわざウンブリアに来て、トリュフが食べれないなんてありえない!”
と、怒鳴り散らし。
もちろん、周囲の他のテーブルの人々からも大注目を受け。お店の人は、私たちへ、ひたすら謝り。
仕方なく、他のメニューで決め、トリュフは後日まで楽しみにすることにし。
ミラノへ帰る、ウンブリア最終日にようやく。
まずは、アンティパスト(前菜)に、クロスティーニ。
グリルで軽く焼いたパンに、レバーペーストをのせて。
そして、次に、お目当ての、黒トリュフのパスタ。
写真だけでは、トリュフの香りがお届けできないのが、残念ですが、これは本当に美味しく。
そして、安い。こんなに質の高い、トリュフのパスタが、10€。
物価の高いミラノから来ると、すべての意味で大満足ができるウンブリア。
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