• kayobizzarri

ウンブリアのオリーブオイル

ウンブリアへ訪れる時期としては。


美しいウンブリアを堪能するために、初夏。


もしくは、個人的には、8月のフェッラゴスト(聖母被昇天のお祝い)に合わせて。


そして、11月。


それは、農家から直接購入する搾りたてのオリーブオイルを、自宅用(もちろん一年分)、ミラノの親戚用、そして、仕事のクライアントたちに、クリスマスプレゼントとしてあげるためにも。ウンブリアからミラノへ帰る車のトランクには、5リットルのオリーブオイルの缶でいっぱいになる。もちろん、オリーブオイルの他にも美味しいウンブリアの食材がたくさん積まれている。





以前、長期入院の際にお世話になった、モンツァの病院の医師にも、退院時に、プレゼントをしたことがあるが、やはり、特に、オリーブオイルの産地からかけ離れたミラノ、モンツァに住んでいると、更に、ウンブリアのオリーブオイルは、貴重であり、プレゼントをすると大変喜ばれる。


イタリア人にとって、オリーブオイルとは。


食の一番の基本。


調理に欠かせない。


オリーブオイルなしでは、イタリア料理はありえない。


日本でいうと、お米や醤油のようなものかと思う。


または、様々な地方で、地方により特徴があるオリーブオイルのため、日本酒にも少し似ている気がする。


オリーブオイルについても、色々な角度で語ることができるため、長くなるが、まとめて書くことにする。


オリーブオイルは、ビタミンE、一過不飽和脂肪酸、オレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、ステアリン酸と数々の栄養価が含まれているため、健康維持のためだけでなく、様々な病気予防となるとも言われている。


悪玉コレステロールを下げる他に、アルツハイマー型認知症予防、バクテリア予防、腸の腫瘍の進行を遅らせたり、関節の痛みを緩和させることでも有名である。


また、健康だけでなく、肌や髪など、美容にもよく、アンチエイジング効果があるとも言われている。


病院の医師たちからも、オリーブオイルの摂取を進められ、食事療法でも、必ず、オリーブオイルを取り入れるようにと言われているが、もちろん、カロリーもあるため、摂りすぎには気を付けたい。


イタリア、北から南まで、たくさんの州で、オリーブオイルがつくられる。


もちろん、その年の天候などにも出来上がりは若干違うが、主な特徴として。


北は、リグーリア州。リグーリアのオリーブオイルは、軽めで、繊細。


中部、トスカーナ州やウンブリア州のオリーブオイルは、香り、風味が豊かで、苦味があり、味わい深い。


プーリア州やカラブリア州、シチリア州など、南部のオリーブオイルは、個性的。


スーパーへ行くと、たくさんのメーカーのオリーブオイルが売られているが、どのオリーブオイルを購入すべきか、気を付ける必要もある。


それは、今に始まった話ではないが、メイドインイタリーとラベルに表示されながらも、

実は、中身が、他国、例えば、チュニジア産だったり、また、イタリア産のオリーブオイルと混ぜて、瓶詰をしていたりするケースも、よく問題となっている。

去年も、メイドインイタリーと偽り、少量のオリーブオイルにサラダ油を混ぜたものを販売していたと、イタリア南部で発覚したことが、ニュースとなっていた。


義父がウンブリアへ住んでいるために、私たちは、ラッキーなことに、オリーブオイルをスーパーで購入することは、滅多にない。


実際に、ウンブリアの知り合い農家から購入するために、品質に安心、信頼をしている。また、オリーブオイルの出来具合は、その年により違うため、毎年、クリスマスあたりには、そんな新しいオリーブオイルの味わいについて、家族や親戚で、話が盛り上がる。

そして、私たちが、ミラノの親戚たちへ、ウンブリアからオリーブオイルの運び屋となるときには、お金を立て替え、また、最初に聞いていた缶数が、ミラノで親戚たちに渡す際に、欲しい缶数が増えたりと、オリーブオイルをめぐって、喧嘩となることも、毎年恒例で、とてもイタリア的かと思い、そんなことも、微笑ましく、楽しみとなっていた。


今回のロックダウン中も、あるとき、ミラノの叔母からの電話で、


”オリーブオイルはちゃんと足りてる?”


と。



美味しいオリーブオイルを使うと、こうして、自宅でも、レストランに負けないぐらい、というか、その辺のレストランよりもずっと美味しいパスタが食べれる。


様々な効用を持ち、健康維持、病気予防、アンチエイジングだけでなく、美味しいイタリア料理を作るための基本としても、質の良いオイルを使うことが重要である、オリーブオイルは、奥深い。













ガバナンスの一丁目一番地は社長にある!

下記は岡先生の講演を受講しての感想文です。 1. ガバナンスの一丁目一番地は社長にあるということは全く同感です。戦略性の無い親会社と親子関係になった場合、親会社から出向される経営に無知な社長の登場は子会社社員のモチベーションを如何に簡単に下げるか、見てきました。小さな会社の...