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執筆者の写真kayobizzarri

オフィス、そしてビジネスシーンでのひととき。ハースリー、東京、そしてミラノ



国によって、文化が違うということを文章で書くのは、あまりにも当たり前のように聞こえるが。


ビジネスシーンの中、ちょっとしたことで、そんな文化の違いに気づいた。


そのうちの一つとして。


オフィスでのくつろぎのシーン。


イギリス、ハースリーでは。


まず、朝、オフィスに着くと、当時、40代で金髪で、いつも膝上丈のスーツにハイヒール姿のEvelynが、私たちの秘書チームが働く部屋に現れる。

片手には、マグカップ。もう一方では、紅茶のtea bagを軽く振りながら、”Tea?”と。


そして、仲間たちと連なりながら、紅茶を作りにいき、軽く雑談をし、オフィスへと戻り、その日の仕事が始まる。


東京では。

毎朝、オフィス近くのスターバックスへ。多くの人々が群がる店内で、コーヒーの香りを脳の奥まで届け。コーヒーをオフィスへ持ち帰り、デスクのPCのスイッチを入れながら、コーヒーを飲む。


また、ランチ後に、同僚たちと、喫茶店やコーヒーショップで。

午後の仕事に戻る前に、コーヒーを飲みくつろいだ。


そして、ここミラノでは。


コロナウイルス前は、オフィス近くのバールで、同僚たちとコーヒーを飲みに行き、プライベートな話しや、仕事の話しなどでをしながら、朝の”瞬間”を過ごし、オフィスに戻り、一日が始まる。


また、あるイタリア企業と日本企業のプロジェクトに携わったとき。

ランチ後に、イタリア人の同僚が、”コーヒーを飲みましょうか”と、日本企業の日本人エンジニアへ尋ねた。それを、通訳し、日本人が、”もちろん、行きましょう”と。

そして、私たちが向かった先は、社内のコーヒー自販機。その自販機で、コーヒーを買い、立ちながら、コーヒーを飲み、コーヒータイムが終わり、オフィスへ戻る。

日本人が、私に、”もう終わり?”と、ぼそっと一言。

イタリアのコーヒーは、いわゆるエスプレッソで、コーヒーを飲むのは、数十秒で終わる。

そして、立ちながら飲むのも、ナチュラルなことでもあるため、日本人エンジニアからの一言から、”コーヒー文化の違い”を垣間見、興味深く感じた。

日本人が想定したのは、いわゆる喫茶店やコーヒーショップへ行って、座りながら、少し寛ぐのかとイメージしていたことと、東京で働いている時代の食後のコーヒーシーンを思い出した。


このように、ビジネスシーンで、国によって、小さなことでも、文化の違いを感じることが、面白い。そんな違いの中で、柔軟に、順応することを楽しむ。


そして、思うことは、方法は違っても、同僚とコミュニケーションをとる場であるということは、万国共通である。


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