先日経済同友会前代表幹事の小林喜光氏の講義を拝聴する機会があった。
タイトルは「地球と共存する経営」です。経済同友会の前代表幹事としての日本経済に対する憂いと期待を込めたそして示唆に富む日本経済への貴重な提言でもあった。企業は快適経営を目標に、変革期にある現在、10年、20年先を考えるべきであると言う。その方向はX軸、Y軸、Z軸の3次元にて管理しなければならない。X軸は資本の効率化を重視する経営(MOE),Y軸はイノベーション創出を追求する経営(MOT)、Z軸はサステナビリティの向上をめざす経営(MOS).それぞれの目標をもち、それぞれの時間軸の違いはあれ、そのバランスをとった経営がこれからは重要だと説く。
現在の日本経済は危機無き茹でガエルのようで海外の動きについていけないでいる。ショック療法も必要かと。これまでのキャピタリズムは既にグローバルなデータリズムと変革し社会経済システムの根源的な変化が起こっている。
こんな令和の時代に日本は世界の調整役としての役割が望ましいかもしれないという。いずれにしろ前述の3次元軸の目標は企業においても日本経済においても重要であろう。企業のステークホルダーに地球も含めた経営が望まれるというサステナビリティの重要さを示した内容でした。有難うございました。
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