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執筆者の写真丸子勝基

朝咲いて夕方には散る沙羅双樹に花

更新日:2023年6月17日

皆さんもご存知でしょう。「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風 の前の塵に同じ。」(原文)

この平家物語には、「この世に変化しないものはない」「人生とは、はかないものである」という無常観が描かれています。この平家物語の上記記載の文章は学生時代に読んでいるし、理解もしていたつもりだったが沙羅双樹の花がこんなに短命に散ってしまうのか、雨など降るときれいに咲いたと思ったその日に散っている。散った沙羅双樹の花を見て、人生のはかなさを沙羅双樹の花の命に例えて詠っていることを初めて感じた。そして沙羅双樹の花の命の短さに驚く。「朝咲いて夕方には散る沙羅双樹の花」(写真は隣のドウダンツツジの上に散った沙羅双樹の花)



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