それは、28年前。
1993年。
イギリス。
ハンプシャー州ウィンチェスターにある、IBMラボ。
当時、イギリスの大学に通い、”将来”について考えるというより、”現在”の自分について、満足が行かずに、アイデンティティーを探していた。
まずは、語学力。
そして、大学で学ぶだけでは、物足りず、夜間で、近所の秘書学校に通った。
また、幼少時からの趣味でもあるピアノの技術を形にしたく、英国王立音楽学校の試験を受けたり。
秘書学校に通ううちに、”働く”ということ、”仕事をする”という体験がしてみたく、教師に相談。すると、近所にあるIBMで、学生を募集しているから、もし興味があれば、連絡してみれば、と言われ。
興味を示し、”IBM Hursley, Paulin”、そして肩書と電話番号だけ書かれた、手書きのメモをもらい、即、大学の寮に帰り、メモを片手に、寮の電話のダイアルを回したことを思い出す。
最近、”働く”ということについて、深く考える中で、そんな、”私の仕事の原点”を振り返ってみたくなった。
そして、イギリス、日本、イタリアで、外資系企業で働いた経験、そして、日本企業のクライアントとのコミュニケーションの中で、私なりに、経験を通して、興味深く感じたことなどを、カジュアルに綴ってみたくなりました。
タイトルに、(1)とつけたのには、他のもう一つの原点、(2)があるから。
まずは、(1)から、書いてみようかと思います。
イタリア、ミラノから。
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