昨年の事ですが、経営研究所における「オムロンのコーポレート・ガバナンスの特徴
と題した講義を同社取締役安藤氏から受けました。こんな素晴らしい会社があるのだ、と感心させられました。同時に大変勉強になりました。
その時の感想文を記述します。
1. 次の点でオムロンの経営者(または会社)の経営のあり方に潔さと信念を強く感じました。
①企業理念の共有と実践のための活動が継続的に力強く実施されている。
②経営理念を実践させるための3つの「経営のスタンス」は上記①のための重要な肝と感じました。
③取締役の構成は非業務執行が過半数と執行機関と監督すべき取締役会との役割分担の明快さ
④株主の権利確保としての反対率の目処値30%を明示し実践する心意気
⑤買収防衛策を導入しないことの宣言
2. 「監査役会設置会社」でありながらの自立を主とした、企業理念を中心においたガバナンスを実践されていることにも経営陣のゆるぎない強い信念を感じました。
講師の安藤取締役のオムロンらしいガバナンスを確立しようとする強い信念と情熱を感じました。関心のある方は中央経済社出版昨年の「企業会計8月号」を参照願います。
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