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執筆者の写真kayobizzarri

Giorgio Armani

今日から、イタリアでは、少し、以前のような日常が戻ったかのように、一気にお店やバール、レストラン、美容院などが開き。道路も、若干、車の数が多く。自由を感じ。


とはいえ、どれだけの飲食店、お店が今日開けているのか。2か月のロックダウンの代償は大きく。


特に、他国に比べても、イタリア政府は、企業に対する援助ができていないため、この先の不安は誰もが隠し切れず。


                           (QUOTIDIANO.NETから)


今朝、またしても、ジョルジオ アルマーニが話題となっている。

毎回話題となる毎に、更に、尊敬してしまう。


やはり、すごいアルマーニ。


ミラノ出身のジョルジオ アルマーニ。


まず、2月21日、ミラノ近郊のコドーニョでイタリア人第一感染者が見つかった翌日に行われた、ミラノでのファッションショーを、無観客で行い、そして公式サイトでライブストリーミング配信をし。そのときの対応の速さ、リスクマネージメントについて話題になりました。


そして、誰よりも早く、寄付をし。

ロンバルディア州、ミラノの病院、そして、ローマ、トスカーナと。

どのブランドよりも早く、店を閉め。

更に。


3月末には、アルマーニのすべての工場で、病院で使うアンチウイルスの使い捨てガウンを作ると発表。

病院で闘う、医師、看護師、そして、病院内の掃除をする人達も含め、病院関係の仕事をする人たちのために。

誰もが知るように、今まで、たくさんの輝かしく、エレガントなドレスをたくさん作ってきたアルマーニですが、今まで作ったどんな豪華なドレス以上に、今回の病院のガウンは、美しかったことでしょう。

アルマーニだけでなく、プラダやグッチも、マスク作りをしていました。それは、もちろん、全部寄付のため。

そして、4月に入り。


ファッション誌の一つであるWWDへ、長い手紙を載せています。


“これから、人々は、長く着れるものを好むだろう。つまり、ファッション業界は、スローダウンをするべきである”と、ヴェルサーチェやエリザベッタフランキも賛同している。


少し割愛していますが、日本語訳を。

現在の非常事態を脱するには、注意深さと知的さが必要である。そのために、ようやく自分たちの仕事の価値を再度もたらすことができ、本物の価値と重要性を、お客様へ感じてもらうことができる。今までの高級ブランドは、fast fashionとして、先取りのシーズンごとに、どれだけ販売するかに必死で、シーズンを繰り返してきたが、本物である高級のものを作るには時間が必要であるということを忘れてしまっていた。

高級品とは、fastであってはいけない。私がデザインするジャケットが、流行から外れる前に、たったの3週間しか、店内に陳列されているようでは意味がない。また、新たに置き換えられた品と大して変わらないようでは、意味がない。私は、このようなやり方では働かない。このような働き方は、モラルに欠けることだと思っている。私は、いつも、エレガンスについてこだわりがあり、それは、ただ美的なエレガントさだけでなく、デザインや作る過程の中でもこだわり、それは、長続きするもの、つまり、長く使えるものでなければならない。

またそのために、ブティックに、真冬にも関わらず、リネンの服を置き、夏に、コートを置くことは馬鹿げていることだと思う。それは、購入の際は、その場で、満足されるものでないといけないと思うからだ。誰が、着る季節を待つために、ワードローブに入れておくような洋服を買うのか?ほとんどの人々が買わないだろう。しかし、デパートの戦略として、このようなメンタリティーが生まれた。それは間違っている。変えないといけない。今回のウイルス危機は、ある意味、素晴らしい機会である。それは、スローダウンし、すべてを整理するために、そして、より本物の線を引くために。

今回の危機は、本物の価値を改めて見直すためのすばらしいチャンスでもある。

ファッションショー等のイベントも、高級ヨットや高級な場所でしている場合ではない。

この複雑な状況ではあるが、我々に、今までうまくいかなかったことなどを調整し、より人間的な深さを再度得るための可能性を与えてくれた。

今回の危機での重要な学びは、皆が団結しなければならないということだ。”


と。


そして、今朝。


イタリアの再出発とでもいえるような初日である今日。


まず、ミラノのVia Broletto。


                                 (io Donnaから)


話題となり誰もの心を打ち、今回のCOVID-19の2か月で、象徴的な絵と共に、ジョルジオアルマーニのメッセージと共に。それは、


”安全な再出発のために、我々はまだ、あなたの力が必要です”


と。


医療関係者たちに常に感謝の気持ちを示し、またイタリア国民へ、油断してはいけないと忠告もしている。


そんなアルマーニの数々のブティックも今日からオープン。安全のために、予約制をとり、また、病院で使うアンチウイルスの使い捨てガウンは、今でも作り続けている。


                             (VOGUE ITALIAから)


また、先週金曜日、5月15日から、東京にある、アルマーニ銀座タワーを、青色の竹の形のイルミネーションで、銀座の夜を灯すことに決めた、ジョルジオアルマーニ。


日本で、青は、コロナウイルスで、第一線で戦う医療関係者たちへ感謝の気持ちを表現する色であるからだと。



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