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わが国、企業はパンデミックをどう対応し、どう乗り越えたらよいか

昨日、冨山 和彦氏(株式会社経営共創基盤代表取締役CEO)による講演を拝聴した。  テーマは「コロナパンデミックに直面する世界と日本 ~わが国、企業はどう対応し、どう乗り越えたらよいか~」主旨をまとめてみました。

1. コロナパンデミックについて金融危機が起きる最悪を想定して対策をとること。

 その対策は売上や利益を気にするより、現金を確保すること。長期化しても生き残る事が大事。現金があれば生き残れる。借入しても現金を確保し、生き延び、最悪を想定しその後のストーリーを作ろう。

2.政府が守るべきは二つ。①財産も収入も無い人に対する支援②システムとしての経済を維持できるようにすること

3. コロナパンデミックが過ぎ正常に戻ったらやはり人手不足の時代は来る。

4. 今後も約10年おきに「百年に一度の危機」に遭遇する。生き残るためには営業利益によるキャッシュフローがリスク能力になる。

5. 企業は従来から①既存事業を深めていくことと②既存企業とは不連続なイノベーションを取り込むことを行ってきた。今回のコロナパンデミックで②を辞める企業がでるだろう。企業のイノベーションの本気度が試される。

6. 今回の危機をチャンス到来と考え、デジタル・トランスフォメーションの改革をすべし。あいまいな調整機会(飲み会)や中間管理職を排除、そしてガバナンスと社長指名のセット改革、将来リーダー層の採用、選抜、育成・配置、評価・処遇など根幹的な組織能力の大変容が求められる時代です。

7. 中国とアメリカの分断が深まるだろう。

8. 粗利率の高い企業が生き残る。

9. 腹を括って乗り切った会社が勝ち残る。

わかるが、現金を増やす事、営業利益率を高める重要性は痛い程わかるが、それがなかなか出来ないのが現実。その具体策が現場では欲しい!(写真:散歩道の花)


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